「本醸造」と「純米」の違いって? 日本酒の分類について(精米歩合、原料、製法)

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こんにちは、
日本酒の種類にこだわらず
呑んでいます、
二ノ宮(@ninomiya_ponsh)です。

「本醸造とか純米吟醸とか、何?」
「日本酒はいろんな種類があるけど
よく分からない」

二ノ宮はこの様に思うことが
今まで沢山ありました。

日本酒って種類が沢山あって
どういう意味か分からずに
とりあえず飲んでいることって
ありますよね。

二ノ宮もそうでした。

しかし、
種類を知っていくと
日本酒の奥深さや

自分の好みの日本酒を
明確にできたり
人に伝えたりすることが
できます。

そうすると、
初めてのお店でも
自分の好みのお酒を
注文しやすいですよね。

そこで、
今回は日本酒の種類を
精米歩合、原料、製法の
違いについてまとめてみました。

 

 

 

目次

「純米タイプ」と「本醸造タイプ」

まず日本酒の種類を知る一歩として
「純米タイプ」と「本醸造タイプ」の
2種類があります。

違いは
「醸造アルコール添加の有無」
です。

大まかな特徴としては、

純米タイプは
お米感が強い傾向があり

本醸造タイプは
純米タイプと比べて
味が軽快な印象があります。

以下の表に詳しくまとめましたので
参考にして頂ければと思います。

 

 

この画像の様に
「純米タイプ」の中に4種類
「本醸造タイプ」の中に4種類
さらに分かれています。

では、それぞれの特徴を
まとめていきます。

 

純米タイプ①
純米酒

精米歩合に規定がない
純米酒です。

基本的には
精米歩合60%以上のものが
多いです。

お米感が感じられる部分が
特徴です。

お米の甘みや旨味が
前面に感じられ、

華やかな香りや
さわやかさは
抑えめ

その様な傾向が
多い種類のお酒ですね。

個人的にお米感が
感じられるのは日本酒の
醍醐味でもあると
思っているのと

同じ純米酒でも
精米歩合が違うものも多いので
呑み比べるもの面白いですね。

普段呑み用に
ゆっくりしっぽり
呑むのが楽しい純米酒は、

日本酒初心者さんには
少しハードルが高い部分も
あるかもしれません。

しかし、
慣れてくると日本酒の
独特のどっしり感を
感じられる素敵なタイプなので
私は好きですね。

ちなみに、
お料理にも合わせやすいです。

煮物をはじめとする
様々な家庭料理との
相性が良いので

家呑みに適している
お酒と捉える方も
多いかもしれませんね。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと
ささまさむね 純米酒 夢の香
羽前白梅 純米酒
春霞 純米酒 赤ラベル 火入れ
天狗舞 山廃仕込純米酒

などがありますね。

純米タイプ②
純米吟醸酒

精米歩合60%以下の
純米吟醸酒です。

純米大吟醸より
華やかさの主張が少ないので、
お料理とのペアリングの幅が
広いのが特徴です。

日本酒初心者さんにも
呑みやすい銘柄も多く

さっぱりした海鮮系のお料理と
相性も良いので
何人かで卓を囲むときに
一本あると嬉しいですね。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと

飛露喜 純米吟醸 黒ラベル
花邑 秋田酒こまち 純米吟醸 生酒
天賦 純米吟醸
十四代 酒未来 純米吟醸
豊盃 純米吟醸 豊盃米55

などがありますね。

純米タイプ③
特別純米酒

純米酒よりさらにお米を磨き、
雑味を少なくした純米酒という
コンセプトで作られているお酒です。

精米歩合は純米吟醸酒と
同じ60%以下と
されていますが

特別純米酒はあくまで
「純米酒」としての
傾向が強いため
純米吟醸酒とは区別されています。

純米吟醸酒が華やか寄りに対して、
特別純米酒はお米っぽさを
感じられるものが多いです。

又、
精米歩合60%以上でも
特別な製造方法をされている
お酒は特別純米酒と
されるケースもあります。

特別な製造方法に基準がないので
作り手の裁量によって、
特別純米酒と位置付けられている
こともあります。

総括すると
「よりお米を磨いた純米酒」
というイメージですね。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと

船尾瀧 特別純米酒
天井夢幻 特別純米 生原酒
綿屋 特別純米 川口納豆 美山錦 原酒 ひやおろし

などがありますね。

純米タイプ④
純米大吟醸

精米歩合50%以下の
規定があるお酒です。

イメージとしては
「お米を丁寧に磨き上げた
ゴージャスなお酒」
という感じです。

「フルーティな日本酒」
「透明感のある味」
の様に感じられるものが
多いのが特徴ですね。

雑味が少なく
ジューシーな味わいが
多いので、

初めての日本酒として
呑みやすいものが多いのも
魅力の一つですね。

本格的な日本酒に
興味が出てきた方は
純米大吟醸に
一歩踏み出してみるのも
いいかもしれません。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと

三千盛 小仕込純米 純米大吟醸
花陽浴 純米大吟醸 山田錦40 瓶囲 無濾過生原酒
尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 ロゼノユキドケ
七賢 純米大吟醸 絹の味
風神蔵 純米大吟醸 紺

などがあります。

 

本醸造タイプについて

先ほどの画像にある通り、
純米タイプが
「米・米麹・水」
で作られているのに対し、

本醸造タイプはさらに
「醸造アルコール」が
加えられています。

醸造アルコールの
役割は
「香りや味を調える」
ことです。

お酒を薄めるものでは
ございません。

「純米タイプ」
「本醸造タイプ」
のお酒を
「特定名称酒」
と呼ぶのですが

特定名称酒の
醸造アルコールの添加率は
米の総重量の10%以下と
規定がありますので、
必要以上に多く入っている
訳ではないのです。

「本醸造酒」以外の

「吟醸酒」
「特別本醸造酒」
「大吟醸酒」
の3種類は

それぞれ純米タイプの
「純米吟醸酒」
「特別純米酒」
「純米大吟醸酒」
と酷似しているため
違う部分についてのみ
記載していきます。

共通する違いとしては
「醸造アルコールで
香りや味を調整している」
という部分ですね。

本醸造酒

精米歩合70%以下の
規定があるお酒です。

いわゆる
「淡麗辛口」と
表現されるお酒が多いのが
この本醸造酒です。

味も香りも主張しすぎず
飲み口が軽い、
余韻が短めで
キレが良いのが特徴ですね。

口の中に残りすぎないので
幅広い料理と合わせやすく
ゆっくり呑んでいても
味に飽きにくいので
まったり晩酌するのに
良いですね。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと

楽器正宗 本醸造 無濾過生原酒
東北泉 本醸造辛口

などがありますね。

吟醸酒
特別本醸造酒
大吟醸酒

「純吟酒」は精米歩合が60%以下
(純米タイプでいう純米吟醸酒)

「特別本醸造酒」は
精米歩合が60%以下の
本醸造酒。
(純米タイプでいう特別純米酒)

大吟醸酒は
精米歩合が50%以下
(純米タイプでいう純米大吟醸酒)

とそれぞれ規定があります。

醸造アルコールの添加による
味や香りを調整していること以外には
純米タイプと大きな違いは
無いため
純米タイプの解説を参照
してください。

二ノ宮ブログで紹介した
ものですと

車坂 魚に合う吟醸酒

がありますね。

まとめ

この記事で
お話したことを
まとめると

  1. 日本酒は大きく分けて「純米タイプ」と「本醸造タイプ」の2種類に分かれている。

  2. 2種類の違いは「醸造アルコールの添加の有無」

  3. それぞれのタイプの中で製法、精米歩合の違いで規定がありそれぞれ種類が異なる。

この3点になります。

 

終わりに

ここまで記事をお読みいただき
ありがとうございました。

日本酒の種類が多くて
良く分からない、
とっつきにくいと
思う部分も多いですが、

きちんとした規定の元
種類が定められていると
分かると

居酒屋で頼む時や、
酒屋やスーパーで購入する時の
材料になると思いますので、
少しでもお役に立てて頂ければと
思います。

二ノ宮は純米タイプを
多めに呑んでいることを
振り返ることができ、
個人的に記事を書きながら
とても勉強になりました。

この部分が分かりやすい。
もしくは分かりにくい。
という部分がございましたら
コメント欄で教えて下さい。

お読み頂きありがとうございました。

二ノ宮(@ninomiya_ponsh)

 

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コメント

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